アニメ「ケンガンアシュラ」先行上映会オフィシャルイベントレポート

1月27日にTOHOシネマズ六本木ヒルズにて、『ケンガンアシュラ』のジャパンプレミアを開催。第1話~第3話を先行上映し、集まった観客を熱気で包みました。その後行われたトークショーには、十鬼蛇王馬役の鈴木達央さん、関林ジュン役の稲田徹さんが出席。アフレコの裏話が明かされたほか、追加キャストが発表されるなど、大いに会場を沸かせました。

昼夜2回にわたって行われたこのイベントでは、鈴木さん、稲田さん、MCのマシューまさるバロンさんが3人そろって『ケンガンアシュラ』のTシャツを身に着けただけでなく、なんと稲田さんはドレッドヘアー&顔にペイントという、演じる関林に扮して登場。さらに、劇中同様「せっきばーやし!せっきばーやし!」という関林コールを観客にリクエストし、あっという間に会場を“闘技場”に染め上げました。

そして、「アンタも俺とやるのかい!」(王馬)、「攻撃を受け切らずして、なにがプロレスラーか!」(関林)と、それぞれキメ台詞を交えて挨拶し、イベントがスタート。2018年7月にアメリカ・ロサンゼルスで開催されたアニメエキスポで第2・3話はすでに上映されていましたが、第1話はこの日が世界初上映となりました。キャストの2人も完成した状態のものを見たのはこのイベント直前だったと言い、鈴木さんは「アフレコしたのがかなり前だったので、新鮮な気持ちで見られました」と笑顔。また、「実は第1話は、8話くらいまで撮り終わってから、キャラが練られた状態でアフレコしたんです」という裏話も明かしてくれました。

もともと原作の大ファンだったという鈴木さん。オーディションにかける想いも人一倍強かったようで、「連載当時から読んでいたので、“こんなにやりたい作品はない”と思っていました。でも、“これでダメだったら、この漫画一生読めないな”とも思って(笑)」と冗談交じりに語りつつ、「自分の中で思う王馬像をしっかり出して、それがスタッフの皆さんの琴線に触れて演じることができることになったので、しっかりやりたいなと思いました」と決意を告白。2016年に発売されたドラマCDで王馬役を演じた前野智昭さんにも連絡を取り、「“王馬を責任もって受け継ぐから、よろしくお願いします”と言いました」という熱い想いも述べました。

一方、ドラマCDでも関林を演じていた稲田さん。役が決定する前から、シリーズ構成を担当している上江洲誠さんから「アニメ化したら絶対稲田さんが演じそうなプロレスラーがいる」と薦められ、関林に思い入れたっぷりで原作を読んでいたと明かし、「関林を演じることが決定した時は本当に嬉しくて。」と大喜びしました。冒頭の“関林コール”について「プロレスラーにとって、コールは本当に嬉しいですから」と顔をほころばせると、鈴木さんは「あれはズルい!持ちネタみたいになっている」と羨まし気。稲田さんは「今後『ケンガンアシュラ』のイベントでは、“関林コール”は必須ですからね!」と観客に呼びかけました。

ここで、鈴木さんと稲田さんに岸誠二監督から質問が。「自分が闘技者となって戦うとしたら、どこで戦いたいですか?」という質問には、稲田さんはプロレスの聖地「後楽園ホール」を挙げ、「この作品のイベントを後楽園ホールでやるのが夢。真ん中にリングを置いて、そこに我々が立ちたい」と今後の展望を語りました。

また、稲田さんの「(花道から)入場してみたい」という夢には、鈴木さんも大きく同意。「選ばれた人しかできないものだから、やってみたい!」と“男の夢”が炸裂。鈴木さんは一度リングアナウンサーの仕事をやったことがあると言い、「花道は独特の空気感で、リングは血の匂いがするんですよ」とリングに上がってみてわかる、格闘技独特の空気感について明かしました。また、その仕事は大田区体育館で行われたキックボクサー・那須川天心選手の試合だったとのことで、試合前の那須川選手の様子を「年下なのに、年上に見えるんですよ。その時だけ彼の周りの空気が歪んでいる気がして、それほどの覚悟を持ちながら戦っているんだな、と思いました」と振り返ると、稲田さんは「劇中、山下一夫がつねに王馬に敬語なのは、そういう空気を感じているからなんでしょうね。僕も何人か年下の格闘家の知り合いがいるのですが、敬語使っちゃうんです。年上とか年下とかの概念じゃなく、戦う人は無条件で尊敬してしまいますね」と語り、『ケンガンアシュラ』の世界を彷彿とさせました。

続いての質問は、「人生で一番痛かった体験」。これには、鈴木さんがかなり痛々しい体験談を激白。「肘を折ったんですけど、折った時よりもリハビリがしんどかった」と話し始め、そのリハビリの方法というのが「ボルトで固定した状態から、無理やり曲げる」というもの。「骨は麻酔が効かない箇所だから、痛みを逃がしようがないんですって。骨の痛みってすごくて、格闘家の方でも気を失う人がいるほど。僕は気を失わなかったですけど、視界がどんどん狭まっていきました」という強烈なエピソードを振り返りました。

また、第3話の王馬vs関林の話に。「3話では負けてしまったが、プロレスは3本勝負!今日はリベンジの場を設けてくれないか!」という稲田さんの願いから、ステージには「ボクシングのおもちゃ」が登場。おもちゃにつながったグローブをはめてパンチのアクションを繰り出すと、おもちゃのボクサーのパンチも動くという仕様。ちゃんとゴングも用意され、「カーン!」というお馴染みの音でバトルが開始するも、稲田さんは「攻撃を受け切らずして、なにがプロレスラーか!」と最初は動かず、攻撃を受けるだけという余裕を見せます。しかし、その余裕が仇となったか、鈴木さんの勝利!稲田さんは悔しがりつつも、鈴木さんの健闘を称えました。

さらにこの日、現在発表されている以外のキャラクターを演じる全キャストが解禁に。演じる役柄は、随時発表。鈴木さんは「どの役を誰が演じるか、想像して楽しんで」と期待を煽りました。

この80名を超えるキャストについて、鈴木さんは「不安はたくさんあったのですが、皆さんに力を貸してもらえて、徹さんをはじめみんなに支えてもらっています」と頼もしく思っている様子。そんな鈴木さんに対し、稲田さんは「主役が主役たる場所で、ちゃんと現場にいてくれている。アニメに慣れてない人にアドバイスを送ったり、食事会をセッティングしてくれたり」と敬意を表し、「食事会って、チームワークをはぐくむには最適なんですよ!だからこんなに仲が良い!」と現場の良い雰囲気をアピールしました。

さらに、格闘を題材にしている作品だけあって、収録現場ではよく“筋トレ”の話をしていると言い、この筋トレの話題に欠かせないのが、岸監督の存在。アフレコが始まる前から肉体改造を始めたそうで、鈴木さんいわく「会うたびに二の腕が大きくなっている」とのこと。そんな岸監督は昼の部には間に合わなかったものの、夜の部には駆け付け、噂のムキムキすぎる二の腕を見せつけるような袖の短いTシャツ姿で登場。稲田さんが「アニメ関係者でこんな二の腕の人見たことないですよ!」と言うほど鍛え上げられた体で、観客も驚かせました。

岸監督だけでなく、夜の部には漫画『ケンガンアシュラ』の編集担当・小林翔さんも飛び入り参加。「食事会では和牛ステーキと刺身を必ず注文する」、「みんなで合同トレーニングに行っている」など、裏話に大いに花を咲かせました。

締めくくりの挨拶では、稲田さんは「とても素敵なアニメになっていますので、皆さんお楽しみに。皆さんの力で我々を後楽園ホールに!そしてゆくゆくは、横浜アリーナ、さいたまスーパーアリーナの地に立たせてください!」と最後まで夢をアピール。そして鈴木さんは、「素晴らしいキャストとスタッフにより、熱のこもった作品になりました。男をたぎらせ、女を惚れさせる作品になっていると思います。これからも制作は続きますし、まだまだ我々も戦い続けなければならないので、ご声援のほどよろしくお願いします」とメッセージ。関林コールだけでなく、十鬼蛇コールも巻き起こるなど、最後まで熱さあふれるイベントとなりました。

NEWS